*-出逢い-*

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――次の日 ドタドタドタドタ! 「お母さん!早くー電車に間に合わないよー」 「大丈夫よ!」 「はーやーくー!」 「はいっお弁当!それからこれっ!お母さん特性のたまごサンド!朝ご飯として食べな」 「ありがとっ!行ってきまーす!!」 私は勢い良くドアを開け走って駅に向かった。 Suicaで改札を抜けるとギリギリ電車に間に合った。 「ぜぇはぁーぜぇはぁー」 「おっギリギリだね!女の子なのにぜぇはぁうるさいなー!」 誰かに笑われた。 中腰になりながら、どこかで聞いた事のある声。 顔をあげると目の前に男の子が居た。 「君、パーティーに居たよね?」 「えーっと……どちら?」 「えーっ?覚えてないの?俺は高倉健太!宜しく!」 「健太?……あーっ!パーティーで歌ってたー!」 「あっ見てたの?はずかしっ」 「あれじゃ見るよ!凄い歓声だったから。」 「そぉか?まっとりあえず電車間に合っておめでとー」 そう男の子が言うと、ガムをくれた 「このガム俺好きなんだ。特別だぞ?」 「あっありがと。」
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