10人が本棚に入れています
本棚に追加
――次の日
ドタドタドタドタ!
「お母さん!早くー電車に間に合わないよー」
「大丈夫よ!」
「はーやーくー!」
「はいっお弁当!それからこれっ!お母さん特性のたまごサンド!朝ご飯として食べな」
「ありがとっ!行ってきまーす!!」
私は勢い良くドアを開け走って駅に向かった。
Suicaで改札を抜けるとギリギリ電車に間に合った。
「ぜぇはぁーぜぇはぁー」
「おっギリギリだね!女の子なのにぜぇはぁうるさいなー!」
誰かに笑われた。
中腰になりながら、どこかで聞いた事のある声。
顔をあげると目の前に男の子が居た。
「君、パーティーに居たよね?」
「えーっと……どちら?」
「えーっ?覚えてないの?俺は高倉健太!宜しく!」
「健太?……あーっ!パーティーで歌ってたー!」
「あっ見てたの?はずかしっ」
「あれじゃ見るよ!凄い歓声だったから。」
「そぉか?まっとりあえず電車間に合っておめでとー」
そう男の子が言うと、ガムをくれた
「このガム俺好きなんだ。特別だぞ?」
「あっありがと。」
最初のコメントを投稿しよう!