獣のお姫さま

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「僕はここを調査するために来たんだよ、まぁ今終わったから帰ろうとしていたんだけどね」 ローブの女性は自分の事を僕と言い笑いながら話している。 (一人称僕か男だったり……………でも声は女だし……………………………………うん、確実に女だ) 涼はローブの上からでも分かる豊かな胸元を見て改めて女性と確認した。 (Dは確実にあるな…………後は顔が良ければ……) この状況でこんなことを考えている巨乳好きの涼であった。 「君さっきから僕の胸元見すぎだよ~?」 女性は涼に笑いながら言う。 「涼……………」 悠は苦笑い。 「最低」 優奈は嫌な顔。 「まぁ………うん」 竜崎はなんとも言えない表情。 「………確かにでかい」 銀は女性の胸元を見て一言。 ―ガスッ! その瞬間優奈の蹴りが銀の尻を襲った。 「話を戻すとして、君たちに良いこと教えてあげよっかなぁって思って声かけたの」 女性は相変わらず笑いながら話している。 「フードとってくれませんか?」 涼は手を上げて言う 「ん~?なんでぇ?」 「顔を確認してから聞きたいので」 涼が顔の確認を求めたのは顔つきや、話してる時の表情等を見て真実かどうか確かめようとするため。 後は単純に気になったからだ。 「あはっ!君面白いねぇ、まぁ顔見せるくらいならいいよ」 そう言うと女性はフードをとった。
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