プロローグ 3 あるSAS隊員の朝

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大尉がまだ若かった頃、白い光に包まれて、気がついたら日本のとある街にとばされてたって。 そして、そこで妙な少女達と出会い、ある事件を解決し、半年後に帰還したそうだ。 その際、政府から厳重に口止めされたらしい。 国家最重要機密に指定されたってウワサもある。 しかも大尉は『二回』とばされてたって話だ。 それと同じことがオレに起こってるってワケか? マジで………? シャレになんねーぞ、オイ。 次の瞬間、周囲がいっそう強い輝きを放った。 男に意識はあったが、彼の視界は本当の意味で真っ白になった。 この日、男は、イギリス陸軍第22SAS連隊所属ジョン・ソープ・マクタヴイッシュは、誰にも気づかれないまま、消えた。
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