51人が本棚に入れています
本棚に追加
5人はヘリに乗り込み、座席に座る。
ヘリが発進した。
少しして、一人の男が口を開いた。
「隊長、これは一体どういうことですか?」
この男は土門康平三佐。
サイレント・コアの小隊長である。
元は一般大出の法務担当士官だったが、海外任務の増加によって派遣された。
当初、隊長は激怒して追い返そうとしたが、渋々承諾し、現在は頼れる司令塔として活躍している。
ちなみに既婚者で、子供が二人いる。
「そうですよ。いくら何でもこのメンバーはおかしいでしょう」
彼女は司馬 光三佐。
同じく部隊の小隊長。
部隊の紅一点であり、中国拳法の達人、最強のコマンドである。
父はかつて台湾の蒋介石政権の要人であり、現在は横浜中華街で中華料理屋を営む金持ちである。
ちなみにかなりの美人。
夫は防衛研修所の中国問題のスペシャリストである。
彼らの目線の先には、我らが誇る鬼隊長、音無誠次二佐がいた。
髪はだいぶ白髪が混じってきたが、まだまだ現役であり、眼光は鋭い。
既婚者であり、子供がいる。
話によると、奥さんにだけは頭が上がらないらしい。
最初のコメントを投稿しよう!