プロローグ 4 闇からの使徒

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5人はヘリに乗り込み、座席に座る。 ヘリが発進した。 少しして、一人の男が口を開いた。 「隊長、これは一体どういうことですか?」 この男は土門康平三佐。 サイレント・コアの小隊長である。 元は一般大出の法務担当士官だったが、海外任務の増加によって派遣された。 当初、隊長は激怒して追い返そうとしたが、渋々承諾し、現在は頼れる司令塔として活躍している。 ちなみに既婚者で、子供が二人いる。 「そうですよ。いくら何でもこのメンバーはおかしいでしょう」 彼女は司馬 光三佐。 同じく部隊の小隊長。 部隊の紅一点であり、中国拳法の達人、最強のコマンドである。 父はかつて台湾の蒋介石政権の要人であり、現在は横浜中華街で中華料理屋を営む金持ちである。 ちなみにかなりの美人。 夫は防衛研修所の中国問題のスペシャリストである。 彼らの目線の先には、我らが誇る鬼隊長、音無誠次二佐がいた。 髪はだいぶ白髪が混じってきたが、まだまだ現役であり、眼光は鋭い。 既婚者であり、子供がいる。 話によると、奥さんにだけは頭が上がらないらしい。
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