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翌日、慶亮は学校が終わるとそのまま真の家に向かった
親には
「先輩の家に泊まりに行ってくる」と言ってある
荷物も朝の内に真の家に置いてきた
準備万端だ
慶亮は真の部屋に上がり込むと真はパジャマ姿だった
「…………
なにしてんの?」
戸惑い気味に慶亮が質問すると真は
「いやぁ
夜中中プレイするかもしれないぢゃん。だから仮眠タイムをとることにしたのだ!眠気満々のゲームなど俺は嫌だ!」
とキッパリと言いはなった
「あのなぁ………
バーチャルワールドだぞ?眠くなんかなるか」
「まあ良いぢゃん!慶亮も寝るか?パジャマはあと一着あるぞ?」
「遠慮しとく」
「ちぇ」
「寝るのも良いけど、ちゃんと起きろよ。遅刻なんか話にならないからな」
「その点は我らがヒーロー慶亮クンがいるから大丈夫!よろしくなぁ~~」
そう言うと真はとっととベッドに潜り込んでしまった
「気楽だな、オイ」
そんな慶亮の愚痴は真に届くはずもなく、ベッドからは穏やかな寝息が聞こえてきた
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