STAGE2 招待状

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三人はロッカーの中で、息を殺して待っていた 今時刻は0時9分 招待状に書かれていた時間まであと1分 「あと30秒……」 ここまできたら待つしかない 時間になったらなにが起こるかわからないが今慶亮たちにできることは待つことだけだ 「3、2、1…0!」 0時10分になった 慶亮はロッカーの扉の隙間から先程の廃ビルを覗き見た まだ変化はない あきらめかけた慶亮に隣のロッカーにいる真が声をかけてきた 「慶亮!慶亮!見ろ!」 もう一度慶亮がビルをみると、少しずつ、少しずつでは有るがネオンの光がともり始めた 少し待つと完全にネオンの光がついた よく見るとネオンの光は「Welcome our GARDEN」 と光っている それを見た慶亮は2人に声をかけた 「真、瑞希!行くぞ!」 慶亮は急いでロッカーから飛び出し、ビルのドアに駆け出した ドアの前に走り込むとドアは開き、三人をビルの中に招き入れた 後ろでドアが閉まる なかは廃ビルと思えないほど綺麗に整い、床にレッドカーペットが敷かれていた そして前をみると 黒いスーツに身を包みの、仮面を付けた男がたっていた 「シンドウ ケイスケ様 ニノミヤ マコト様 キクマサムネ ミズキ様 「GARDEN of EDEN」へようこそ」 広いホール内に男の声が響き渡った
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