STAGE2 招待状

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「えっと………あの…」 言葉を繋げようとするが次の言葉が見つからない まごまごしてる内に仮面の男が言葉を発した 「皆様、この様に夜遅くに起こし頂き誠にありがとうございます。あなたたちは本当に運がいい。この楽園に招待された選ばれた人たちなのですから」 「はぁ……」 まだ慶亮は状況を理解出来ていないようでまだポカンとしていた 「私たち、会員登録をしにきたんです。メールで今日、この時間に来るようにと」 「ええ、会員登録は既に完了しております。では皆様にその証となるカードを」 渡されたカードはクレジットカード位のカードで色は金 その中央に「シンドウ ケイスケ」と大きな字でしっかりと書いてあった 「そのカードはくれぐれも紛失しないようにお気おつけ下さい。ではゲームの説明を致しますのでこちらに」 仮面の男に促されるまま三人は階段を登っていった 「こちらにお入り下さい」 大きな門を通り抜け三人は大広間に出た 「言葉で説明するより実際に体験した方が早いでしょう。このカプセルにお入り下さい」 仮面の男が示した先には四台のカプセルがあった 「本日はあなた方の他にもう一名お越しになる予定なのですが……その方には後程合流してもらいましょう。ではカプセルの中にお入り下さい」 カプセルを開けると中には青白い光に満たされた空間でベッドがあった 靴を脱いでベッドに横たわる 「あなた方のベッドの横にセンサーギアがありますのでそれらを体に装着してください」 仮面の男の指示のままに三人はギアを取り付けた 足、膝、手、胴体、頭と完全に全身を覆うタイプだった するとカプセルのカバーが閉まった 「皆様、私の声に集中してください。では、行きます」 しばらくすると耳元のスピーカーから音声が流れた 「新規プログラムインストール完了、照合完了、精神接続準備完了、セットアップ………スタート 25%50%75%……………100% 「GARDEN of EDEN」 ログイン」 すると視界が輝きだし三人の意識はそこで途絶えた
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