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「ちょ、ヘリオス、『陥落園』てなんだよ!?そもそも何で創園島に災いが起こるんだ!?」
たまらずヘリオスに質問する
「開発中、人々は創園島の中央にあるとある祠から神器を発見、「考古学上の発見」という名目で持ち去ってしまいました。
自らの欲望のために………。
ですがその神器は遥か昔からこの島に伝わり、この島の主、「島神様」を沈めるための結界の神器………。
それが持ち去られてしまい、結界は消滅。
「島神様」が目覚めてしまいました。
島神様の動きは島を動かし、その血は「島神の使者」となります。
この島にもたらされる災いとは「島神様の鳴動」」
「どうすればいいんだよ?」
「それはゲーム内でわかります。今お伝えする事は出来ません」
「そんな………、じゃあ『陥落園』てなんなんだ?」
「すでに主よりこの楽園から『失楽園』という裁きを受けているなか、ゲームオーバーになることなれば、それは「真の罰」を受け入れることになります」
「災い」?「真の罰」?
頭がクラクラしてきた
真の罰ってなんなんだ?
「「真の罰」とは……………、あなたがたが生活している世界での「死」です」
ヘリオスは話の内容と裏腹にいたって冷淡に話す
つまりゲームオーバーになれば死んじゃうってことか?
冗談じゃない!!
真や瑞希、智史も同じく反抗の声を上げている
「ウソだろ!?こんなの」
「まってよ!ゲームのリタイアはできないの!?」
「嘘ではありません。そしてリタイアも不可能です。すべてはこのゲームの主催者がお決めになったこと…。私たちにはどうしようもありません」
――――――……………
長い沈黙……
まだ本当の死という言葉が理解できない
これが焦らずにいられるものか!そんな中、沈黙をヘリオスの声が破った
「……、皆さん、私はあなたがたに確かに聞きました。『
どんなことがあろうともゲームをクリアするか』と。
……復活園をご存知ですか?罪を洗い流したアダムとイヴは楽園に戻ったという話です」
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