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「失楽園」、「復活園」、「島神様の鳴動」、「神器」……
とにかく、島のどこかにある神器を祀っている社を見つけないと
目の前で隊員はきょとんとしている
「隊員さん、あなたの名前は?」
「佐古下 海斗ですけど…」
まだ自分のいってることが解らないみたいだ
誰だってついさっきあった人に
「地震が来る!」
なんていわれても信じられないだろう
だが目の前の救急隊員…、佐古下さんは
「………わかった、一人でも多くの人を避難させる」
信じてくれた
「あ、ありがとうございます!!」
何で信じてくれたかわからないが、佐古下さんは信じてくれた
「俺はやることがあるんで行きます!」
走りだそうとしたとき、後ろから佐古下さんが声をかけてきた
「待ってくれ、君の名前は?」
「神堂 慶亮です」
立ち止まり、佐古下さんを振り返る
「慶亮君、救急車の中に救急非難セットと懐中電灯が入ったリュックがある。
持って行ってくれ。
あと向こうに仮設シャワー室がある。
塩水に濡れた体を洗っていくと良い」
「ありがとうございます!佐古下さん!非難の事、よろしくお願いします!」
「わかった、じゃあ、気おつけてくれよ」
リュックをひっつかみ、俺は走り出した
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