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4人は急いで扉を開け中に駆け込んだ
幸いカメラには映っていないらしい
4人はフードと帽子をとり素顔を出した
3人は男子
1人は女子だ
駆け込んだ扉の中は
ここが廃ビルなのかと疑わせる位の装飾が施されていた
床にはレッドカーペットが敷かれさながら中世ヨーロッパの雰囲気だ
4人が佇んで少し待っていると黒いスーツを着た男が近寄ってきた
顔には洒落た装飾が施された仮面を付けている
「皆様 夜遅く我等が園にお越しいただきまことにありがとうございます。私は園の守護者の1人
ヘリオスと申します
ではこの園についてご説明いたしましょうか……………と言いたいですが皆様は何度も我等が園に足を踏み入られていますね」
ヘリオスはコホンと小さく咳払いし
「では入園許可証………」カードの提示をお願いいたします」
4人はそれぞれのカードを取り出しヘリオスに渡した
「シンドウ ケイスケ様
ニノミヤ マコト様
カタギリ サトシ様
キクマサムネ ミズキ様………ですね
確かに、皆様、お久しぶりです。ではこちらへ」
ヘリオスは1人1人の顔を確認しながら挨拶した
階段を登りながら
「皆様最近お越しにならないので心配いたしました。どうなさられたのですか?」ヘリオスが質問した
「ん………まっ ちょっとな」
ケイスケが答えるとヘリオスは
「まあ皆さん
今日は存分にお楽しみ下さい
本日はスペシャルゲストもお越しいただいていますよ フフフ……」
と笑った
「え? スペシャルゲストって?」マコトは質問しようとしたが言葉の続きはヘリオスの言葉に遮られた
「さあ皆さん
楽園の門へようこそ」
目の前には大きな扉がそびえ立っていた
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