STAGE1 王国

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ヘリオスが扉の横にある端末にカードをかざすと扉は音を立てて開いた 「中にお入りください」 中に入ると大きいカプセルが沢山並んでいた 既にその内の幾つかはすでに使用中である 「お、アイツら昨日から入ってんのかよ」 サトシが羨ましげに見ていると 「ほらほら、私たちも入るよ。ほらほら、とっとと入った入った」 ミズキに押され3人は倒れ込むようにカプセルの中に入った 「何だよっ もう 」 ケイスケはカプセルの中に靴を脱いで入り中のベットに横たった 中は青と白の光にあふれていた 隣からセンサーギアを取り出し、足にシューズ型のギアを履き、すね、膝、もも、胴体、肩、肘、首にセンサーギアを着け、手にはグローブ型のギアを着けた そして最後に頭にヘッドギアを着けて横になった 「一週間ぶりだな~~~~ あ~~ワクワクする!!何のステージ選択しようかな~~? サバゲーかな?レースかな?それともそれとも~~!? 「そ~だよな~~ まああとでゆっくり決めようぜ! ガッコの修学旅行も終わったしな」 「イタリアまで修学旅行で行けたから文句言わないの! もう一回ゲームでイタリア行きたいな~~~」 「と・に・か・く!! さあ~~~やるぞ~~~!! ヘリオス!よろしく頼む!!」 4人はそれぞれベッドに横になり目を閉じ意識を集中した 耳元でアナウンスが流れてきた 「ログイン準備完了……… ログインまで 3………… 2………… 1………… ログイン GARDEN of EDEN」 意識が遠のいていく そこにヘリオスの声が聞こえる 「ではお楽しみ下さい あなた方の楽園………………………そう 最後の楽園を………ね」 ヘリオスの不吉な言葉が聞こえたような気がしたが意識そのままはデータ回線にのみこまれていった………
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