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『神堂慶亮
・二宮真
・静谷区/二宮家
・06時55分25秒』
インターホンを押して少し待つとドアが開き1人の少年が出てきた
朝からしっかりとセットされている栗色の髪の毛が目立つ
学校では原則として髪の毛の染色は禁止だが彼はガンとして地毛と主張している(彼の母親はアメリカ人で彼はハーフだ)
彼は
「二宮 真」
慶亮と同じ神園高校に通うクラスメートだ
慶亮の日課として朝学校に行くまで彼の家でくつろいでいくことになっている
「慶亮!待ってたぞ!!
お前に見せたいモノがある!早く早く!」
「何だよ、さっき買った雑誌位読ましてくれよ」
「ンなもんよりもっと良い物だ、早く!」
「分かった、わかっ……てオイ!」
真は慶亮の腕を強引に引っ張って自分の部屋に連れ込んだ
「ジャジャ~~ン!!」
慶亮がパソコンのデスクトップを見ると
『GARDEN of EDENへの招待状』
の字があった
「真………おま、これ…。」
「フフーン!」
真は誇らしげに胸を張った
「一昨日ネットの掲示板に書き込みがあったんだ。応募者の内50名に『GARDEN of EDENへの招待状をプレゼントいたします』ってな!」
「それに応募して………当たったのかよ!マジかよ!」
「ああ、俺と慶亮、お前の名前で応募したんだ。あとは約束の時間に会場に行くだけだ。そうすれば俺たちのカードが貰える。」
「ウソみてーだ……。あのゲームをプレイ出来るなんて」
「俺もだ。あと、もちろん、このことはみんなに内緒な!」
「ああ。あ…そーいや約束の時間て何時なんだ?」
「あとでメールで知らせるって話だ。ついでに場所も」
「まあ、何時でも何処でも俺は行くけどな!」
「もちろんだ!」
そう話し終えると2人は学校に向かって出発した
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