序章 転生の月 Act1

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「いいか、みんな。暑さに負けるんじゃ無いぞぅ!先生の若い頃はな、クーラーなんて便利なものはなかったんだ。でも先生たちは耐えた。先生にできたんだ、みんなも耐えられると先生は信じているぞぅ!!」 熱く囃し立てる先生と、それを全く意に介さぬ聴衆。 「分かったから……クーラー点けてよ」 私の呟きは、この場にいる生徒全員の総意だった。
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