第一章 アニファイター茂

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ちなみにこの事を、俺と同族のオタクである親友に言ってみると。 『テ ラ き も す(笑)』 って言われました、本当にありがとうございます。 ちなみに俺は朝の日課でわかるようにオタクである。 自分で言っても恥ずかしくないくらいのオタクだ。 というより自分がオタクである事に誇りを持っている。 故にオタクと言われるのが逆に気持ちいい。 だってそうじゃないか、自分のしたい事をはずかしがらずにやれる、これ以上かっこいい事はない。 そもそも見てはいけないものではないはずだ、見てはいけないのなら放送なんかしたりしない、公式に販売されたりしない。 故に俺はそういうオタクちっくなキーホルダーも缶バッジもつけるし、ノートパソコンだって学校に持っていく。 そう、俺はいつでもフルオープンだ。 とは言っても…それだけでこの世の中を渡り歩くなんて甘い事はない。 確かに自分の趣味に誇りを持つのは素晴らしい事だ。 でもそれは他人に認められなければ意味がない。 だってそうだろ? 頭が悪くて運動音痴で性格が最悪じゃ…誰も認めてくれるわけない。 趣味だけでは駄目…、本当に自分の趣味を愛すならそれなりに多少の努力は必要なのだ。 故に俺は毎朝筋トレ(早起きの秘訣)、予習、復習は欠かさない。 そしてコミュニケーション能力を上げるためにこうして学校にも通っている。 つまりやるぞという覚悟と意志が大事な訳だ。 そんな俺を人はこう呼ぶ。 アニファイター茂と…。
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