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目を覚ます時間はまだ肌寒くなかなか布団から出られないもの。
それでも眠たい目を擦り冷たい水で顔を洗ってラフな服に着替えると履き慣れたスニーカーを履き家を後にする。
時刻は朝の6時。
この時間に散歩をするのが毎日の日課となっている。
朝露に濡れてキラキラと輝く草木達。
歩道で伸びをしている猫や犬達。
電線に止まっている雀。
なにより、朝の匂いは一番好きだ。
昼間や夜に比べて朝は沢山発見するものがある。
賑やかな町も、朝方はこんなにも静かで穏やか。平和そのもの。
歩く事は体に良いと聞くけれど、朝日を浴びながらの散歩が一番体に良いと思う。
だって
こんなにも
世界が綺麗なんだから。
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