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ひでお
「まぁ、よ。
お前みたいなモンが俺に噛みつけるんもあとちょっとの話や。
これから先は俺にンな口聞いてられんくなるでな。」
そう言って口元を歪めて笑う。
その表情は見る人が見ればどこか恐怖を感じるかもしれないが、
ちなつさん
「へぇー?また何か商売を始められるんですかー?」
ちなつさんはビールを傾けた後、身を乗り出す。
俺
「まーたビザ切れかけの外国人捕まえてパブでもやんのか?
言っとくけど金とかは貸さへんからな。」
俺は溜め息を吐いてカウンターにいつものスナック盛りを置く。
このように、コイツがこの表情を浮かべる時は何かつまらない儲け話を思い付いた時で、
俺とちなつさんは割と慣れっこだったりする。
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