たいとるみてい。

起因～マスター視点～

ひでお
「…は。
まァ、お前程度の頭やったらその辺のゲスい金儲けしか浮かばんねやろなー…。
むしろかわいそう。

俺はそんなんと比べモンにならへんくらいデッカい花火あげたろかと思とんねや。」

へすっと笑ってスナック盛りからチーズを抜き出してかじる。

…ダメだ。
今夜はちなつさんが居る。
コイツを殺るチャンスはいつでも来る、だから今はアイスペールをしまうんだ俺。
気をしっかり持って俺。

理性と衝動の狭間で、
とりあえずひでおの伝票に
『チーズ。５０００円。』

と書いていると、

ちなつさん
「へぇ！どんな事を考えてるんですか？」

目をキラキラさせてちなつさんがもう一つ身を乗り出す。

この子には今度

『聞いて損する事もある。こいつの話に関しては主に時間を損するヨ？』

って事をちゃんと教えてあげようと思う。