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ﾋｺ｢ここでいいのか……映画館だよな、煌天の……誰だよいったい……｣
ｶﾅﾔﾝ｢……あ｣
ﾋｺ｢……はぁ？なんだｵﾒｰ｣
ｶﾅ｢こっちのｾﾘﾌー、何よ？物乞いって奴？貧乏ｴﾘｱに帰りなさいよ｣
ﾋｺ｢違ぇよﾊﾞｶﾔﾝ、なんか手紙来てな、今日ここに来いって……なんだその手紙……お前もか？｣
ｶﾅ｢今日ここに立ってる人と遊べって……はぁ？冗談じゃないわよ!!なんでｱﾝﾀなんかと…ﾃﾞｯﾃﾞｯﾃﾞｯ……｣
ﾋｺ｢ﾃﾞｰﾄな、緊張し過ぎだﾃﾞｰﾄくれぇで……よっぽど日照ってんのな、その辺にしとかねぇと農家から苦情くるぞ｣
ｶﾅ｢農業に影響及ぼすほどじゃないわよｯ!!ﾃﾞｯ…ﾃﾞｰﾄくらいいつもの事よ!!緊張!?ﾊｯ!!笑っちゃうわね!!別にﾃﾞｰﾄくらいなんでも……｣
ﾋｺ｢じゃ映画館の前だし、映画でいーか取り敢えず……今からだとﾄﾞﾗｲﾓﾝがすぐ始まるな、お前の頭でもこれくらいなら……｣
ｶﾅ｢ﾃﾞｰﾄでﾄﾞﾗｲﾓﾝてﾊﾞｶにしてんのか!!普通もっとこー!!恋愛とか!!違う!?私間違ってる!?そうやって盛り上がるんじゃないのﾃﾞｰﾄって!?｣
ﾋｺ｢なんだ、俺と盛り上がりてーのか？ﾊｯﾊｯﾊｯ……お前ﾊﾞｶか？俺らで盛り上がってどうにかなんのかよ｣
ｶﾅ｢もぉぉぉぉおおおお!!ｺｲﾂ嫌いぃぃぃいいいｯ!!ﾒｶﾞﾈのﾚﾝｽﾞ溶解するまで炙ったら良いのに!!もう!!弾けて混ざればいいのに!!｣
ﾋｺ｢大人1人と子供1人で……おい、そこの迷子ちょっと飲み物買って来い、ついでにﾎﾟｯﾌﾟｺｰﾝは塩な｣
ｶﾅ｢ｷｬﾗﾒﾙでしょそこは!!……で、映画は何にしたのよ｣
ﾋｺ｢恋愛、今上映終わるﾄｺだからいい席取れるからな……せっかくだしﾊﾟﾝﾌ買うか｣
ｶﾅ｢あ、私も……｣
ﾋｺ｢次の上映まで時間あるから一緒に見たらいいだろ、勿体無ぇ｣
ｶﾅ｢い、いーのｯ!!私も欲しいの!!家で読むの!!解った!!あ!!ﾁｹｯﾄの半券も……あ!!いらない!!違うから!!そーゆーんじゃないから!!｣
ﾋｺ｢半券？捨てたぞ｣
ｶﾅ｢バカァアアアアア!!なんで!!記念にとっとくでしょ最初のﾃﾞ……バカァアアアアア!!｣
――――続かない
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