ライバル

2/7
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
    幼い頃の記憶で鮮明に覚えてるのは 赤い夕陽に照らされた大きな体 飛んでくる白いボールもほんのりと赤く光って見えた。 夕焼けの川原で、父さんとするキャッチボールが 小さい頃の俺は大好きだったんだ。 物心のつく頃からの父さんとのキャッチボール。 父さんは中高生の時に野球部だったらしい。 そして一応、ピッチャーでエース。 男の子が産まれたら、一緒にキャッチボールするのが 父さんの夢だったって。 父さんとするキャッチボールは楽しくて 小学生になる頃には、バッティングを教えてもらった。     俺は自然と野球が好きになっていった。 そして俺は小学4年生になった時にリトルリーグに入った。    
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!