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お腹が痛いのかな? それとも怪我でもしたのかな? どっちにしても大変なので、涼子は思い切って声をかけてみることに。 「あ~、キミ。大丈夫?どっか痛いの?」 涼子の声に少年はふりかえる。 切れ長の目に高く筋の通った鼻、小さな口。そしてどこか大人っぽい雰囲気を出すこの男の子は見るからに美少年だった。 「……?」 少年はふりかえったが、何も喋らず首を傾げる。 「………」 「………」 そのまま二人は無言のまま見つめあった。 この少年、怪我は無いようだし顔色も悪くない。 何をしているのかわからなかったが、まぁ大丈夫だろうと涼子は思い、 「風邪引くから早く家に帰りなよ?」 と言うと少年も、コクリと頷いたので、涼子は立ち上がりそのまま家へと帰って行った。 .
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