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立ち止まり振り返る。
「で?どこに連れてってくれるの?」
「ホテル!」
バチンッ!!
「嘘です。すんません…痛い…ビンタ…」
ホントに若者って馬鹿だな。
嘘のひとつも付きたくなる。
「私、今日、誕生日なんだよねぇ…。」
上目遣いに少年を見る。
「マジで!?な、なんだよぉソレは前もって言うてくれないと…参った、今日そんなに金も………」
「?」
「ちょ、ちょっと待っててお姉さん。すぐ、5、7分で戻るから!」
「え?ちょっ?」
あっという間に走って行った。
なんだかなぁ、いきなり置いてきぼりか。
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