クールビューティ

11/30
前へ
/42ページ
次へ
立ち止まり振り返る。 「で?どこに連れてってくれるの?」 「ホテル!」 バチンッ!! 「嘘です。すんません…痛い…ビンタ…」 ホントに若者って馬鹿だな。 嘘のひとつも付きたくなる。 「私、今日、誕生日なんだよねぇ…。」 上目遣いに少年を見る。 「マジで!?な、なんだよぉソレは前もって言うてくれないと…参った、今日そんなに金も………」 「?」 「ちょ、ちょっと待っててお姉さん。すぐ、5、7分で戻るから!」 「え?ちょっ?」 あっという間に走って行った。   なんだかなぁ、いきなり置いてきぼりか。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加