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歩くの早いな。
てかなんで急に無口なの?
気になるじゃん。
でも彼氏でも無い男をガッツリ触れないし
そっと指先をタカヤ君のシャツに
ツン!
引っ張る。
「え!」
―え!―
慌てて指を離す。
ビックリして振り返るから私までビックリだ。
「あ、ごめんなさい」
「あ、歩くの早かった?」
「え、と、あ!うん」
少しの沈黙
「……っか?」
タカヤ君が何か呟く
「ん?」
「手ぇ繋ごっか?」
さっき貰ったカラーに視線を落とす。
(嘘ついちゃったし)
「今だけなら。」
「お姉さん、ラブラブの貝殻繋ぎOK?」
「調子に乗るな。」
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