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駅から会社に向かう途中の公園は喫煙者の私に欠かせない小休止場所。
おもむろに煙草をくわえスーツのポケットからライターを出そうとしたのに、無い!
…キツイ…煙草にライターのペアが無いなんて彼氏の居ない私か!?
と心で突っ込み入れたと同時に火の着いたライターが差し出された。
「どうぞ?ベンチ、隣イイッすか?」
…茶髪にロン毛にあご髭、腰パン。
今時すぎて腹が立つほどの若者男子高校生。
「いいんじゃない。私の物じゃないし」
「やた!ラッキ!」
物怖じせず隣に座られた。
唯一の喫煙区域に10代が入ってくんじゃねぇよ。
とは思いながらも火を分けてもらった手前、大人ぶって注意も出来ない。
横目で見れば見るほど10代天然のツルツル肌にムカつきがわく。
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