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黒衣と名乗る少年が消えた後
仲介者と呼ばれた男は
仲介者「……はあ」
仲介者が溜め息をついていると
??「おい、作戦と違うぞ」
仲介者「ああ、貴方達ですか」
??「どうしたんだ」
仲介者「ばれましたよ、貴方達
……警察が張り込んでるの」
警察「何!?本当かそれは」
仲介者「ええ、先程の会話で、
その辺を匂わせて
帰って行きましたよ」
警察「信じられん、
何時そんなことが」
仲介者「先程の英語の~、からですよ」
警察「詳しく教えろ」
仲介者「これは元々、私と彼との間での
暗号のような物で、
テスはT.E.S.、the enemy's sideの略称、
モウスはm.o.u.s、
make oneself understoodの略称、
つまり敵方と通じている、
となるわけです」
警察「では、依頼は」
仲介者「…多分、そっちは
きちんと果たしますよ」
警察「なら」
仲介者「ただし、絶対に手出しを
したらダメですよ」
警察「そんなこと」
仲介者「警察にとっての邪魔者を始末した後、
彼を捕まえようだなんて考えていたら、
全滅しますよ、貴方達は」
警察「くっ」
仲介者「それでは、私もこれで帰らせてもらいます、
これ以上貴方達といても、
私の立場が危うくなりますから」
警察「……ああ、協力感謝する」
警察「……連続殺人鬼を
見逃さなければならないなんて………くっ」
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