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黒衣「……はぁ、あんだけ、
釘を刺しといたんだから、
妨害とかは無い……よな、多分」
黒衣「さて、今回の標的(ターゲット)は?」
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ミヤシロ ダイキ
標的者:宮代 大輝
依頼内容
我々の威信の為に
どんな方法でも構わないので
この男をお願いしたい
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黒い封筒の中からそのように、
黒い紙に白い文字で書かれた
カードが出てきた
黒衣「…………………」
黒衣は胸ポケットから
携帯電話を取り出し、
何処かヘと連絡を取っていた
黒衣「…pass:2755624…
……黒衣勇人-クロイハヤト-……」
??[pass認証……声帯データ一致
……黒衣様、ようこそ、
Mebius System(メビウス システム)へ]
携帯から聞こえてきたのは人の声
…にしては、少し平淡な感じが否めない
合成音声のように感じられる
黒衣「調子はどうかな、メテス」
メテ[心配無用です、
私達は自立思考型のAIですから]
メテ[それで、本日は
どのような用件でしょうか]
黒衣「…宮代 大輝について、
経歴から、現在位置、
今後の動向まで、全部調べて欲しい、
勿論表だけじゃなく、裏もお願いするよ」
メテ[…少々時間が掛かりますが
宜しいですか]
黒衣「どのくらいだい」
メテ[……現在時刻08:47から推測して
…全てを完了するとなりますと
……12:00までには何とか]
黒衣「……解った、じゃあその頃に
パソコンにデータを送っておいてくれ」
メテ[了解しました、
それでは、noblesse oblige]
黒衣「………さて、結構時間が余ったな、
家に一旦帰って、武器の整備でもして
潰すか、流石にまだその辺を
警察もウロウロしてるだろうしな」
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