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21:35
??視点
車に乗りながら、ある場所へと
電話をかけている男
??「……もしもし、私だ、
そちらの首尾はどうだ」
??「………そうか、またゲストが増えたか」
??「ふふふ、これでまた、警察も
容易に捜査出来まい……ふははははっ」
ブツッ
「確かに、警察も捜査出来ないだろうな、
警察官僚にまで、ゲストが居るだなんてな」
??「な、誰だ貴様、何故この回線に
割り込めている」
「おやおや、随分なご挨拶ですね、
まあ、良いです、私が誰か、でしたね
……答えは簡単です、
今巷を騒がせている者ですよ」
??「なっ、キラーズか、どのキラーだ」
「おっと、その表現は正しくはありません」
??「なに?」
「何故、警察は殺人鬼と言っているのかと
考えませんでしたか?
何故"殺人鬼"なのか?
単体を指す言葉で表現する理由は」
??「ま、まさか」
「そのまさかです、宮代 大輝さん」
宮代「そ、それじゃあ警察もぐるなのか」
「いえいえ、今回の件以外では
警察とは敵対関係ですよ、
基本利害が全く一致しませんから」
宮代「な、なら何故同一の人間の手による犯行だと
警察は掴んでいるんだ」
「簡単なことです、毎回メッセージを警察の方々に
送っているんですよ、どんな殺しをした時でも」
宮代「………メッセージ?」
「ええ、簡単なメッセージです、
相手を壊した後、警察署にハッキングして、
壊したものの情報とcorpseと
打ち込んでおくだけです」
宮代「……ここまで教えて来るということは
私を殺すんだな」
「ええ、そうですね、
それでは、さようなら」
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