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21:30
黒衣視点
凄く風の強い場所に全身黒づくめで、
形の少し変わったサングラスをかけた黒衣がいた
黒衣「ん~、高いよな、ここ」
??「疑問提示、
マスターは高い場所が苦手なのですか」
黒衣「うぉ、メテスいきなりだな」
メテ「失礼しました、ですが、
ターゲットがもうすぐ来ます、
マスターの今の発言によって
失敗する可能性が発生しそうなので、
疑問提示しました、それに私達は
今マスターとひとつになっています、
驚く意味が解りかねます」
黒衣「ひとつずつ答えるが、
俺は高い場所が怖い訳ではない、
感想を口にしたまでだ」
メテ「……マスター、あまり思った事を
すぐに口に出すのは、控えた方が
良いかと思います」
黒衣「………ああ、そうだな、というか、
俺のバイタルサインを診れば解るだろう?」
メテ「そうでした、………マスターの心拍、
呼吸、その他ともに正常値ですね」
黒衣「あと、俺の服と一体化しているだけで、
メテス自身を体内に組み込んでいる訳じゃ
無いんだから、変な発言は控えるように」
メテ「そう……ですか、
………それにしてもマスター、
何故こんな高い場所に登っているのですか」
黒衣「ん~、今回は狙撃でもしようかなって」
メテ「…検討結果……この場所から
狙撃する場合の総合評価はB+です、
その他の場所の方が良いと愚考しますが?」
黒衣「まあ、もしもの時はサポート頼むよ」
メテ「了解しました、ターゲットの位置を認識、
まだ距離はあります」
黒衣「……さて、ゲームの始まりだ、
まず、通信のジャクを」
メテ「了解しました、マスター」
黒衣「ジャクまではどのくらいかかる」
メテ「……残り30秒程度です、
システムはザルですが
中継ポイントの多さと、
トラップが少々ウザったいので」
黒衣「……そうか、…なら、
最新のターゲットに関する情報を頼む」
メテ「了解、移行します」
メテスがそう答えると、
サングラス型多機能ゴーグルに
ターゲットの情報が流れて行く
別のオプションが視界の端にあるが
今は触れないでおこう
黒衣「ほう、警察官僚も
リストに入っていたのか」
メテ「……ジャクまで、残り20秒」
黒衣「ん?……ほう、やっぱりこれは
持ってきて正解だったな」
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