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スタート
ある男の日常
AM 7:00
ピピピッ、ピピピッ、ピピパシッ
「………ふぁ、朝か」
まだ光で照らされていない部屋
暗闇の中で男がベットから身を起こした
「……フンーーー、ハッ、さて、動きますか」
そう言うと、男は危なげなく、部屋から出ていき
最後に部屋のカーテンを開ける為の
電動式スイッチを入れた
男が去った部屋は殺風景であり、
ベットと備え付けの小さな棚、
そして手元明かりぐらいで
男の寝ていた場所のすぐ側には
無骨にして、鋭そうな一本のナイフが
朝日の明かりを受けキラリと
美しく光を反射していた
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