82人が本棚に入れています
本棚に追加
……幼い頃から、人を信じられなかった私だから。
子供たちの気持ちが、痛いほどわかる………。
時には、仕事の域を越えて、世話をすることもあった。
もう、私のような、悲しい人間を世の中に送り出さないために。
これからの人生は、仕事に生きて行こう。
私は、二十歳そこそこで、そう決心していた。
………自分で家庭を持とうとか、幸せな家庭を作るとか、愛する人と結婚して、子供を育てるとか。
普通の女の子が、当たり前に考えるようなことを、私は考えもつかなかった。
だって……………。
最初のコメントを投稿しよう!