斎藤一

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(1844~1915) 流派:無外流 他 年齢: 辞世の句: 享年:75歳 非常に折り目正しく寡黙な男で、おそらく左利き。 19歳の時に口論の相手の旗本を殺してしまい京に上り、父の知人の吉田某道場で世話になる。 江戸にいたとき近藤勇の道場試衛館に出入りしていた。 文永3年浪士隊として上洛してきた近藤らと接触し新撰組に入隊。 愛刀は 摂州住池田鬼神丸国重 二寸三寸一分。 新撰組の中では五本の指にはいるほどの剣の実力をもっていたという。 永倉は「沖田は猛者の剣、斎藤は無敵の剣」と語ったらしい。 とても武人らしい生活を送っていた。箇条書きで記録する。 ・どんなに暑い日でも片肌脱いだり手ぬぐいを首に巻いたりしなかった。 ・ 履物を履く場合はきちんと履いた ・ 膝を揃えて正座し、あぐらをかいたり横座りしたりしなかった ・ 下着は毎日変え、洗濯し、糊をつけ、両掌ではさんで叩き天日干し ・ 普段は非常に無口であった 斎藤は酒が好きであったという。 新撰組を離脱し会津に残った点から、何か会津に思うところがあったのかもしれない。 晩年、胃潰瘍となる。 死期を悟った藤田五郎(斉藤一)は病躯を床の間に運ばせ、座布団の上に端座、波乱万丈なその人生に幕を閉じる。 多くの謎を残し永眠した。 大正4年(1915) 9月28日 永眠
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