第二章

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「うわぁ♪おまんじゅうだ~僕、おまんじゅうとか好きなんだよね~」 菖蒲からおまんじゅうを受け取り、上機嫌な山崎だった。 「自信作なんですよ♪土方さんにお茶、届けてきますね?じゃあゆっくりしててください」 勝手場には山崎だけが残り、幸せそうな顔でおまんじゅうをほおばっていると、菖蒲が戻ってきた…ニコニコ笑いながら。 「りょほひひゃの?あひゃむぇひゃん」 何を言っているのかわからない山崎。 「土方さんがいつも美味い茶をありがとうって、コレくれたんです」 そう言って菖蒲が取り出したのは、懐紙に包まれた色とりどりの飴だった。 「へぇ~良かったね~菖蒲ちゃん」 「はい!」 それから二人はのんびりお茶を飲み、夕食を井上、島田と共に作り1日は終わった。 ※後日談 菖蒲お手製のおまんじゅうが気に入った山崎はちょくちょく勝手場に顔を出すようになった。 .
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