【第一話】優しい小悪魔

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ーーその後、 何故かメイド喫茶で刺身定食を食べた俺は、真央ちゃんと『妹』達に見送られて店を後にした。 まさか、刺身の上に ワサビでハートが描かれているとは予想外だったけど、確かに刺身は新鮮そのもので美味かった。 さすが真央ちゃんが選んだだけある。 例えるなら、『美食界の重鎮ですら文句の付けようの無い味』って所か。 ・・・そんな重鎮はきっと、メイド喫茶は行かないだろうけど。 ・ ・ ・ 家に着いた俺は、部屋に入るとベッドに寝転がった。 そして、まだパンパンの腹を撫でる。 結構な量あったからなぁ。 そのままウトウトとしていると、いきなり携帯が鳴った。 確認してみると、 ・・・『非通知』 一瞬迷ったが、恐る恐るボタンを押す。
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