23人が本棚に入れています
本棚に追加
/76ページ
「ど、どうも」
差し出されたティッシュを、ボーっと見惚れながら受け取ると、美少女はニコッと微笑み、
「よろしくお願いします」
「はい!よ、よろしくです!」
緊張のあまり声が裏返る。
そして、ティッシュを受け取るとまた、急ぎ足で歩きだした。
しかし、角を曲がった所で立ち止まると、ドキドキと早鐘のようにときめく胸を抑え、
「うわっ、何、マジヤバイ!可愛過ぎじゃね?有り得ねえ」
ティッシュにはメイド姿の女の子のイラストと、店名らしき物が印刷されている。
「今度行ってみよ!でも一人じゃあなぁ・・・上田でも誘ってみるか」
ぶつぶつと呟きながら、そのティッシュを大事にポケットへとしまうと、再び歩きだした。
・
・
・
最初のコメントを投稿しよう!