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初めてアイツを見たのは高1の冬
私はいつものように電車に乗り
いつものように通学路を通っていた
寒い、なんて言いながも
規定の服装しか着ていないくせに
ある意味見慣れた中に
たった1つだけいつもと違っていた
それがアイツを初めて見た日
最初はちょっとだけの好奇心で
彼の顔を遠目から見た
その人はとてもつまらない
此処にいる事すら認めていない
そんな印象を受ける目をしていた
うん、私はなんかムカついていた
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