初恋

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初恋

私の初恋は、7歳の時に母親が習い事で始めたジャズダンスがきっかけ。 その当時にインストラクターをして居た、知美さんに母は憧れて、始めたばかりのジャズダンスが楽しくて仕方がない様子で、毎日通う内に、知美さんの手伝い的な業務、クラスマネージャーをする様に成って居た。 クラスマネージャーに成ってから、母と和美さんは一緒に活動する事が増えてきて、自然とお互いの家を行き来する事で、家族ぐるみで、付き合う事も徐々に増えて、私は和美さんの息子、真樹に遊んで貰う事が多く成っていた。 真樹は私より7歳も年上の中学生、とても優しくてお兄さん的存在で、私はすぐに心惹かれる存在に成ってしまった。 私の通う小学校と真樹が通う中学校は近所だったので、学校が終わると、下校途中で、自然と中学校の方に足を運んで居た。 真樹の姿が見え無くても、何処に居るかが判らなくても、中学校の校門から校舎の様子を眺めて居るだけで、ドキドキする事が、私の日課に成って居た。 いつもの様に下校途中で、中学校の方に向かおうとすると、「なっちゃんの家ってこっちだよね」って同級生の亜弓に呼び止められた。
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