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「リハビリを許さないって言ってるんじゃないのよ。お願いだから、アルやあたし達に心配掛けさせる様な無茶な真似しないでって……」
エドの顔を睨み返しながらそこまで言って、あたしは声を詰まらせた。
あ。やばい、涙出そう。
言い返してくるエドの声の調子が、少し弱くなったみたいに感じた。
「心配って……だけど、それでもオレは、アルの為に少しでも急がないと……!」
「それでアルが喜ぶとでも思ってるの? あたしにだってエドの気持ちは解るわよ。アルを早く元の身体に戻してやりたいって思いは……。
でも……でも、アルの気持ちだって考えてあげてよ!」
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