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校長「良かったかな?」
麗雪「はい!」
そりゃあもう、こんなにイケメンで♪
校長「聖蘭には後1時間位で着くから。それまでに男の練習しときなさい♪」
…1時間後には私、男なんだっけ??
あっ、私じゃなくて“僕”か♪
口調も変えなきゃだなー
校長「それと、キミの名前はリユキじゃなくて“リュウキ”にするから☆」
麗雪「“リュウキ”ですか…」
校長「そ♪漢字はそのままでイイから。せいぜい頑張れ☆」
麗雪「はい♪わた…僕頑張ります!」
なんか、楽しいカモ☆
案外バレないんじゃない?
校長「着いたよー。んじゃ、俺はここまで♪」
見てみると、バカでかい門の前。
さすが金持ち学校。
麗雪「ありがとうございました!!」
―バタン、ブロロロロ…
麗雪「校長先生行っちゃったな…」
改めて学園を観察。
―首が痛くなるほど大きい門
―建物が見えない位長い道
―綺麗な噴水
―手入れの行き届いた花達
…すごい、スゴすぎる!!
麗雪「スゲー、ひろー…」ボソ
―ドンッ
麗雪「いてっ」
??「ゴメン、大丈夫だった?」
麗雪「あ、はい」
??「良かった、…あっ!キミも聖蘭の1年生?」
麗雪「はい、わた…僕、高野 麗雪(タカノ リュウキ)って言います♪キミは?」
??「僕は、大城 零(オオシロ レイ)☆ヨロシク♪」
大城 零かぁ~。
可愛いなぁ。弟にしたい!!
男はニガテだけど、大城クンなら大丈夫かも!!
零「どうしたの?高野クン、さっきからニヤけてるよ??」
麗雪「えっ、そ、そんなことないよっ。あと、僕のことは“リュウ”で良いよ☆」
零「ホントッ!?嬉しいな♪じゃぁ、僕のことは“れい”って呼んでね☆」
良かった…友達できた♪
零「んじゃ、早く行こ☆入学式に遅れちゃう」
麗雪「うん♪」
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