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「駅前のファミレス」
「わかった。待ってて!」
私は急いでジャージからジーンズに着替え、外に飛び出した。
早く話を聞きたくて、全速力で走って行く。
走りながらもヒカリの泣き声が、私の耳に残っていた。
言われファミレスに着き、私はキョロキョロとヒカリを探す。
飲み物のカップを抱え、泣いているヒカリの姿が目に入った。
私はヒカリの席へと進み、気づいたヒカリが顔を上げる。
「萌美ぃ。来てくれてありがとう!」
「大丈夫? 泣き声だったから、凄く心配したよ」
「ごめん、ありがと……」
「圭介さんは? デートしたんだよね?」
「したよ。告白もした」
「……!」
ヒカリはやっぱり告白したんだ――!
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