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キ、キスって……?!
私は驚きのあまり、呆然としてしまう。
衝撃が大き過ぎて言葉も出て来ない。
しばらくの間、頭が真っ白だった。
「萌美、大丈夫?」
涙目のヒカリの方が、心配そうに私の顔を覗き込む。
ヒカリの声で我に返る私。
「う、うん。……でも超ビックリした。いきなりキスなんて言うんだもん」
「だってホントなんだもん」
「どうしてキスなの? 始めから流れを説明してよ~」
「そうだよね。私も興奮しちゃってて、上手く話せなくてごめんね。萌美を驚かせて」
「告白したんだよね?」
「うん。ランチ食べて、そのあとカラオケ行って、そこで告白した」
「告白はどうだったの? キスってことはオッケーだったの?」
私は無我夢中でヒカリに質問攻めだった。
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