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……
「凉香…」
でも、この名前だとやつらにいつまでもおわれてしまう
「どうかしたんですか…?」
もう……終わりにしたい
なにも……かも……
――ばさっ……
「な…」
懐から短刀を出し伸ばしていた髪を切った
「髪は女の命ですよ…」
こいつら使えるかもしれねー…
「―俺をここでかくまってくれ…。そして……もう凉香なんて名前じゃねー。新しい名前は……」
―思いつかねー…
「―飛鳥……天綺飛鳥なんてどうだ?」
――名字つき……
「気に入った…。その名前…。」
響きが……綺麗だった
「追っ手から逃げられるとか考えてんだろ…」
――ばれた……
「凉香は死んだ。という設定だ。女として生きろ。男のふりはしないでいい。」
こいつ……頭いい
「わかった…天綺飛鳥として生きる…。」
人は信用しない
いつ裏切られるかわからないから……
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