一部第四章・女として

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――ヒュン……かつっ             「…っく…誰だ⁉」             とっさに石を手にめがけて投げた             「すみませーん…手が滑ってしまって…」             くっそ……余計なことしちゃったな……        親子は礼をしてにげた    「ククッ…見つけた…。」        相変わらずじゃねーか…             「久しぶりだな……桜花……」 …… 「人違いですよ…。私は…桜花なんて名前じゃありませんから……」                         ―なんのために……天綺飛鳥になった…… ――このためだろう…… 「私……すぐそこの道場の門下です。……じゃっ」 あわてて駆け出した ――でしゃばらなきゃよかった…… 「まて⁉くそ女」
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