一部第四章・女として

8/13
前へ
/313ページ
次へ
「…は?死ねよクズ…。てめぇが俺を裏切ったんだろ?」             あいつにあわせてやるって言われたからついていった             なのにやらされることは……全く無関係……             俺はいつも……道具としてあつかわれた……             いつも籠のなかの鳥だった             自由を望み……飛び立つことを願った……             「お前は俺についてこないかぎり…自由にはなれないよ」             人はみんな一緒だ… 信じても裏切るだけ… 裏切られ、傷つくのなら… はじめから信じなければいい…… 「お前はおれを売ろうとしたろ……。誰がそんなやつについていくかよ…」             自由になりたい 「…ついてこないのなら…死ね……」             刀を振り上げた…… ―こんなところで死ぬのか…… ―――バキッ
/313ページ

最初のコメントを投稿しよう!

731人が本棚に入れています
本棚に追加