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キョン「昨日は有希が無理を言ってすまなかったな」
ハルヒ「ううん、別にあたしは構わないわよ」
キョン「しっかし、有希があんなワガママだったとはな~」
ハルヒ「絵本を読んでもらいたいなんて可愛いもんじゃない」
キョン「何を読んでやったんだ?」
ハルヒ「白雪姫よ」
キョン「わざわざ買ってきてくれたのか」
ハルヒ「へ? ここの家にあったわよ?」
キョン「……いや、俺は買った記憶がないんだが」
ハルヒ「あるってことは、買ったってことなのよ」
キョン「そうかもな」
ハルヒ「ただ単に忘れてるだけじゃない?」
キョン「かもしれん」
ハルヒ「それにしても……ぷぷっ!」
キョン「どうした」
ハルヒ「あの子ったら、“今度は最後まで読んでもらう”って意地でも寝ないの」
キョン「ああ、だからコーラを飲んでたのか」
ハルヒ「そうそう」
キョン「……おねしょしただろ」
ハルヒ「そ、そんなことないわよ!?」
キョン「そうかい」
ハルヒ「そうよ!」
涼子「いそいでユキ!」
有希「……」コクリ
涼子「26……27……ま、間に合わないよぅ~!」
有希「できた」
涼子「ずるい!」
有希「?」
涼子「たぁ!」
有希「!?」
涼子「ふふん! これでさいしょからよね」
有希「……やぶけちゃった」
涼子「えっ?」
有希「……ヒック……やぶけ、グスッ、ちゃったぁ!」
涼子「あの……ごめ……」
有希「グシッ……ヒッ……ケホケホッ!」
涼子「ごめ、う、ウクッ……ヒッ」
「うわあああぁぁぁん!」
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