長門「……おねしょ」

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キョン「じゃあ行ってくる」 ハルヒ「え、ええ」 ハルヒ(でもどうしよう・・・よりによって遊びに来た旅館でなんて・・・) キョン「のわっ!」バターン! ハルヒ(!) ハルヒ「ちょっ、ちょっとキョンなにしてるのよ!     静かに行きなさいって言ったでしょ!」 キョン「いたた・・・違うんだハルヒ、右の足首が痛くて・・・     変な体勢で寝てたせいか・・・」 古泉「んん・・・おふたりとも朝から仲がいいですね」 ハルヒ「!」 古泉「ふふ、おはようございます。妬けてしまいますね」 みくる「ふぇぇ、おはようございますぅ・・・」 ハルヒ「みくるちゃんまで・・・」 キョン「寝てるとこすまなかったな、ふた――」 長門「・・・」 キョン「・・・3人とも」 古泉「いえいえ、それより、タオルを持っていらっしゃるということは朝風呂ですか」 キョン「あ、ああ」 古泉「そういうことでしたら、ぜひ僕もご一緒させてください」 キョン「構わんが、朝食の時間までだから、のんびりはしてられないぞ」 古泉「了解です」 ハルヒ(マズいわ・・・みんなが寝てる間になんとかしようとした私の計画が・・・) 古泉「では、行ってきます」 みくる「行ってらっしゃ~い」 ハルヒ(ふたりには正直に話して協力を・・・     ダメだわ、高校生にもなって、おね・・・おねしょしただなんて言えない・・・) みくる「うう・・・砂漠でラクダさんに押しつぶされる夢を見ました・・・」 長門「・・・」 キョン「ふう、まさか貸し切り状態だとはな」 古泉「朝に入る温泉というのもまた格別ですね」 キョン「いきなりスキーに行くんだとか言い出されたときにはどうなることかと思ったが、     これも福引きで宿泊券を当てたハルヒのおかけだな」 古泉「まったく、涼宮さんにはいつも驚かされます」
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