長門「……おねしょ」

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キョン「ふー、いい湯だった」 古泉「ええ、今日で帰らなければならないのが残念なほどです」 キョン「また来ればいいさ、5人で」 古泉「そうですね、僕としては貴方とふたりっきりで温泉旅行というのも――」 キョン「黙れそれ以上言うな気色悪い」 ガチャ 中居「きゃっ」 キョン「うおっ」 ドサドサッ キョン「す、すみません、大丈夫ですか?」 中居「! ・・・え、ええ、こちらこそ申し訳ありませんっ」 古泉「僕らの部屋から布団を・・・おや、この染みは・・・」 中居「あっ、いえ、私がお茶をこぼしてしまいまして!    跡が残ってはいけないので早くお洗濯をと・・・」 古泉「そういうことでしたか。ご苦労さまです」 中居「い、いえ、では私は朝食のご用意もございますのでこれでっ」トトトッ 古泉「ふふ、ちょうど朝食の時間のようですね、楽しみです」 キョン(あの染みは・・・) 古泉「どうかしました?」 キョン「いや・・・そうだな、俺も腹ぺこだ。     ――と、長門? トイレなら中にあるぞ」 長門「・・・」 古泉「なにかあったんですか?」 キョン「・・・」 長門「話がある」     *** みくる「いい中居さんでよかったですね」 ハルヒ「ええ、これでキョンたちにはバレずにすみそう・・・」 みくる「私も長門さんも絶対に言いませんから!」ニコッ ハルヒ「みくるちゃんのおかげだわ、本当にありがとう」 みくる「とんでもないですよぉ、・・・くしゅんっ」 ハルヒ「だ、大丈夫みくるちゃん」 みくる「いえ・・・寝汗がすごかったみたいです・・・     とても暑いところにいる夢を・・・くしゅっ」 ハルヒ「朝食を食べたら、時間もあるし、ユキも誘って温泉でさっぱりしましょう!」 みくる「はいっ」
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