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古泉「なるほど・・・」
キョン「・・・」
古泉「深夜に目が覚めてしまって、喉が渇いていたからお茶を飲もうとした」
長門「・・・」
古泉「新しく淹れようとしたら、ゆうべの飲みかけが湯のみに残っていたので
流しに捨てに行こうとしたところ・・・」
キョン「・・・」
古泉「布団からはみ出していた彼の足につまづいて、
手にした湯のみを涼宮さんのちょうど下半身の部分に落としてしまった」
長門「そう」
キョン「・・・ハルヒは掛け布団をかけていなかったのか?」
長門「昨夜は比較的、気温が高く、恐らくそれが原因で
涼宮ハルヒの掛け布団は半分以上、朝比奈みくるのほうに追いやられていた」
古泉「涼宮さんも貴方に負けず劣らず寝相があまり良くないようだ。
ふふ、似たもの夫婦ですね」
キョン「・・・ハルヒは起きなかったのか?」
長門「起きた」
キョン「なら!」
長門「情報操作は得意」
古泉「それはまた・・・大胆なことをしましたね」
キョン「・・・」
長門「涼宮ハルヒを再び眠らせ、記憶の一部を消去した。
この程度なら私の独断で許されている。はず。」
キョン「・・・こぼれたことをなかったことにはできなかったのか?」
長門「・・・」
キョン「長門?」
長門「最近、貴方と仲が進展してきていた涼宮ハルヒが気に入ら・・・」ボソッ
キョン「なんだって?」
長門「・・・うかつ」
キョン「気づかなったのか・・・長門でも寝ぼけたりすることがあるんだな」
古泉「ふふ、さあ、謎も解けたところで部屋に戻りましょう」
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