守護神

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「…ふぅ…僕がこんな怪我をするなんてね…」 雷門中に助っ人として入って…つい力を入れすぎてしまった…だけど円堂君達の役に立てたから良いかな?…でも、彼は居なかった…(コンコン) シンとした病室にドアのノック音が響く。 「…どうぞ。」 誰だろうか?まだ検査の時間でも無いし…世宇子の皆はついさっきまで居たし…「…アフロ、ディ…」 「…!風丸君?!」 まさに再開を待ち望んでいた…それが、今実現したんだ。 「……あの…。」 やはり、心の傷は癒えていないのだろう…僕はなるべく優しく言った。 「…取り敢えず座ってよ。」 「…う、ん…」 風丸君は抱えていた花を花瓶の横に置いて椅子に腰かけた。 「久しぶりだね…風丸君。」 「…あぁ…」 「君が見舞いなんて、予想外だよ。」 嬉しいけどね。 「お礼とか言いたくて…」風丸君はずっと附いたまま切り出した。
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