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家に着いたはいいんだが、ほんとに何しよう…
適当に鞄をいすに置いてから部屋の中を物色する。
とくに面白いものなんかないしな…
ふと親父が使っていた部屋に目がとまる。
そういや最近なかに入ってないな…たまには掃除してやるか。
物置に行き掃除道具をひっぱりだして部屋の中に入る。
蓮「うわっ!!汚ねぇ!!」
中に入ると長年使ってなかったせいか、凄まじい埃の量だった。
──とりあえず掃除するか。
ったく、なんだよこれは…掃除しなかった俺も悪いが、物を雑に置いとく親父も悪いだろ…
だいぶ片付いてきたけどよ…
額にうっすらと浮かんだ汗を拭きながら辺りを見渡す。
最初に入ったときよりはかなりましになっているが、やはり根本的にはまだ汚い。
蓮「疲れた~ちょっと休憩。」
綺麗に掃除したいすに座り積んであった本を適当に一冊手に取りパラパラとページをめくる。
最初の方のページには何も書かれていなかったが、半分を過ぎたあたりから変な模様みたい物が大量に書かれていた。
なんの模様かはわからないが、最後に英語みたいな文字で何か書かれていた。
蓮「えっと…幾多の宇宙を繋ぐ幾多の扉、我の行く道を記せ、音を奏でよ??」
なんだこれ?詩?わけわからん。
どうでもよくなり本を閉じようとしたら、本がいきなり激しく光を放ち、その光を見た瞬間に俺は意識を失った。
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