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「ここは…?」
目を覚ますと俺の知らない場所にいた。
石造りの部屋だ…見たところ物置か?ってか何で俺はこんな所にいるんだ?
混乱した頭で辺りを見渡すと、目を疑いたくなるような物が次々と目に飛び込んできた。
剣や鎧、槍や弓といったゲームとか漫画の世界でしか見た事の無いような武器だ。
半信半疑で手にとって見ると重く、偽者じゃない事は十分にわかった。
問題はどうして俺がこんな所にいるのかというところだ。
あの本のせいなのか?だが俺が気づいた時には持っていなかったし…どうしようか。
とりあえずこの部屋を出るか。外に出てここが何処か解ればまだ色々対策がたてれるしな。
そう思いドアノブに手をかける外に出ようとすると向こう側から足音のようなものが聞こえてくる。
なんとなく嫌な予感がしたので俺は自分から開けるのをやめて後ろに下がった。
こうゆうパターンってゲームじゃ、だいたい盗人扱いされるんだよな…
流石に盗人扱いは避けたいので立て掛けてある鎧の影に隠れる。
ドアを開けて入ってきたのは二人のようだ。
話声が聞こえる。
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