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「二人は付き合ってるの？」
美月は、永井と春田さんを交互に見ながら言った。
「ははははっ！勘弁してよ美月ちゃんー！俺こんな暗くて見るからに処女な女嫌だっつのー！」
「あたしだってアンタみたいな節操のない男願い下げよ。死んじゃえばいいのに」
「えっと……」
俺は何を言えばいいのか分からず、ただオロオロしていた。
「俺さー心美ちゃんに『彼女と一緒においでよ』って誘われたんだけど、昨日彼女と別れちゃったんだよねー。美月ちゃん俺と付き合ってよ！」
「でも永井くんと春田さん、付き合ってないとしたらただのクラスメイトなの？」
美月は永井の事なんか華麗にスルーしながら春田さんに話しかけた。
俺はそんな美月を惚れ直した。
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